江ノ島電鉄、通称『江ノ電』は湘南の海沿いを走る路線として大人気です。レトロな雰囲気が魅力。
私は電車自体にはあまり興味がありませんが、江ノ電は別腹で、沿線の風景と合わせて撮影するのが好きです。
今回の内容は、雪が降った春分の日に、何を撮ろうかずっと考えていたら、ひらめきました。寒い中待つのが嫌だったので助かりました。笑
さて、今回は江ノ電の中でも、特に人気の高い300系に出会う方法考えたいと思います。
写真を撮るときには、たまたまも良いですが、やはり狙って撮りたいものなのです。構図や設定考えて準備したいし。
300系の基本情報
車両の基本情報は江ノ電のウェブサイトをご覧ください。「車両図鑑」というページがあり、詳しく解説されています。
https://www.enoden.co.jp/train/museum/vehicle/
在籍しているのは、「305-355号⾞ 1編成2両のみ」とあります。つまり、4両編成がバーーっと走っている中で、1回しか出会うチャンスはないということなんです。ちょいレア。
さて、ここからが本題です。
基本的には『運』
予めお断りをしておきますが、シャッターチャンスに巡り会えるかどうかは『運』です。
いつ止むかもわからない雪の日に、私が撮りたいところで300系を撮れたのは、
天気と車両編成の運、そして計算でした。
車両の向きは入れ替わるときがあります。4両編成のうち、300系の2両が鎌倉駅寄りのときもあれば、藤沢駅寄りのときもあります。
撮りたい向きで走ってくれないことがあるわけです。こればかりは本当に運です。
まぁ、それはともかくとして、無策で待つだけでは、なかなか時間を無駄にするので、誰でもできるテクニックを考えました。
もし、車両点検等のタイミング当たったら・・・残念ですが、リベンジしてください。
すれ違うポイントを覚える
江ノ電は
単線で
折り返し運転を繰り返していますので、鎌倉駅から藤沢駅まで乗っていれば全ての列車とすれ違うことになります。
対向の列車とすれ違うポイントは★の5ヶ所あります。4駅+走行中に1回です。
- 藤沢
- 石上
- 柳小路
- 鵠沼★
- 湘南海岸公園
- 江ノ島★
- 腰越
- 鎌倉高校前
- (★峰ヶ原信号場)
- 七里ヶ浜
- 稲村ヶ崎★
- 極楽寺
- 長谷★
- 由比ヶ浜
- 和田塚
- 鎌倉
ここまで考えてみると、単線の江ノ電は、すれ違う5列車+1列車(自分が乗ってる)の合計6列車で運行されていることがわかります。
6列車で12分間隔の運行ということは、72分で一巡する計算になります。
乗車したら対向の電車を確認
すれ違うポイントで、対向の列車を確認します。もし、300系とすれ違ったらヒットです。覚えておきましょう。
お試し計算タイム
具体的にお話ししましょう。
鎌倉駅から乗車して、長谷駅で対向車両が300系だった場合を考えます。
すれ違った300系は、鎌倉駅に行って折り返してきます。さあ、何分後に帰ってくるでしょうか。
・・・・・・
・・・
・
長谷駅で待っていれば、12分後に帰ってきます。
稲村ヶ崎駅ですれ違ったら?江ノ島駅ですれ違ったら?と考えていきます。
当然ですが電車に乗ってすれ違う必要はなくて、線路沿いを歩いていたときに、運良く見かけた場合なんかも同じように計算できます。
さあ計算してみましょう!!おわり!!がんばれ!!
・・・嘘です。
乗り換え検索アプリを使う
自力で計算しなくても、今は便利な世の中です。
これは春分の日のスクリーンショットです。
見送った300系は藤沢駅方面に走って行きました。だから、藤沢駅に300系が到着する時間を調べました。
そして、次に帰ってくる時間を調べます。
私は極楽寺駅〜長谷駅間でスタンバイしていたので、極楽寺駅到着の時間を調べておきました。
超簡単!!
時間があれば、観光してもいいし、カフェでのんびりしてもいいです。計画的にコーヒーブレイクです。
実際にちゃんと計算してみた話
雪が降る春分の日に、藤沢駅→極楽寺駅までボケーッと乗っていた私はあることに気が付きました。「まだ300系とすれ違っていない!」と。
ということは、「長谷駅で遭遇する対向の列車は、300系で間違いないはず!」と気が付きます。
長谷駅に到着したらひたすらに、思いついた撮影ポイントに全力ダッシュしました。そして捉えたのが冒頭の写真です。
藤沢方面に消えていく300系を見えなくなるまで見送りました。
ちゃんと計算した上でお昼を撮り、帰ってくる300系を待つことにしました。
予定通りに帰ってきたので、しっかりとカメラに収めました。
ちゃんちゃん。めでたしめでたし。
こんな感じで、ちゃんと計算しておくと、スケジュールも立てやすいのです。
まとめ
300系を見かけたら、鎌倉駅or藤沢駅から戻ってくる時間を計算しましょう。
乗り換えアプリを使うと便利ですよ。
記事は長々と書いたのですが、実際にはたったこれだけでした。ごめんなさい。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。