稲村ヶ崎は江ノ電の極楽寺駅と七里ガ浜駅の間に位置します。鎌倉から江ノ電に乗ったとき、稲村ヶ崎駅を過ぎると車窓から海が見えます。
湘南の海で夕焼けを眺める有名スポットはいくつかあり、その1つが稲村ヶ崎です。
ちなみにシン・ゴジラが再上陸したのが稲村ヶ崎でした。そこから多摩川を超え、ついには東京駅まで辿り着いたのです。
そんな稲村ヶ崎に、なんと、温泉があります。
もう一度、言います。
稲村ヶ崎に、温泉があります!!
なお、稲村ヶ崎と稲村ガ崎、どちらも見受けられますが、本記事では稲村ヶ崎で統一しています。
外観
さすがにリニューアルしたばかりとあって、綺麗です。ほのかに木の香りが漂っています。オシャレなレストランと入り口が共有です。
以前から気になってはいたんですが、なかなか入る気になれず、素通りしていました。最近はなんか工事しているなぁと思っていたところ、リニューアル工事で超綺麗になっていたわけです。
立地
稲村ヶ崎駅からは徒歩で約3分。稲村ヶ崎へは信号を渡るだけ、目の前に位置します。
ということは、海が見えます。天気が良ければ、富士山も見えます。
想像してください。夕暮れの海に江ノ島が浮かび、遠くには富士山が姿を現したとき、自分は温泉から眺めているんです。
最高かよ!
内湯からは江ノ島が見えました。天気が良ければ富士山もはっきりと見えるはずです。この日は頭だけ見えました。
イメージ図(この景色が2Fから見えます)
ちなみに駐車場もあります。ご安心を。ただし、目の前の道は常に大渋滞の国道134号線です。あまりオススメしません。
私は撮影に行くときに必ず江ノ電を利用しています。
施設
スーパー銭湯のようなものではなく、こじんまりとした小さな日帰り温泉です。そのため、マッサージ施設や休憩スペースはなく、温泉しかありません。(同じ建物内にレストランがありますが)
入り口付近の券売機でチケットを購入し、下駄箱に靴をしまいます。受付で下駄箱の鍵と、脱衣所のロッカーキーを交換します。
受付奥の階段を上り、向かって左に女湯、右に男湯です。
浴場は大きな内湯と、小さめの露天風呂があります。内湯の隣に2畳ぐらいの水風呂がありました。また、サウナもあります。
施設案内
水質
元化学科の人間ですが、詳しいことはわかりません。弱アルカリ性のナトリウム − 炭酸水素塩泉。はぁ、左様でございますか。
モール泉という種類だそうで、その中でも松を起源とする珍しいものだとか。昔からこの地域には松がたくさん生えていたから・・・と考えられているんだとか。
何より驚くのは、お湯が黒いこと!最初は日が暮れた後で単純に暗いと思っていたのですが、肩まで浸かると足が全く見えません。
お湯に浸かるとヌメっとします。皮膚表面の古い角質が溶けるからですね。「美人の湯」と呼ばれる温泉の特徴だそうです。
温度は40℃でした。とても入りやすく、ついつい長風呂になってしまいます。
料金
料金ははっきり言って高いです。1400円。繁忙期は1500円のようですが、繁忙期を過ぎているはずのこの時期も1500円でした。謎です。
ウェブサイトには18歳未満は入場禁止と記載があります。そのため、子ども料金は存在しません。
(でも店頭のボードには13歳未満と書いてあった気がします。)
どちらにせよ、大人なだけのリッチな温泉です。細かいことは気にしてはいけません。
レンタルタオルセット(フェイスタオル・バスタオル)は500円です。
足繁く通うのであれば、回数券があります。ちょっとお得。
まとめ
鎌倉や江の島などの観光に疲れたら、稲村ヶ崎でひと休みしてはいかがでしょうか。私は風呂上がりのコーヒー牛乳もしっかり堪能しました。
年齢制限があるため、家族連れでは難しいですが、私みたいに独り身の方は、
天気が良い夕暮れに、是非足を運んで見てください。
デートだと彼女が嫌がるかも?まあ上手くやってください。
その辺の事情はよくわかんないんで!!
稲村ヶ崎からの夕暮れ
※オリンパスのアートフィルター「ドラマチックトーン」を使用
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