記事内に商品プロモーションを含む場合があります
すっかりX-E3の虜になっています。通勤の荷物にX-E3を潜ませて、撮影する機会を伺っています。
今回は帰路で遠回りをして、近所の猫スポットへ行ってきました。完全に夜のスナップです。
ACROSの粒状感
グレイン・エフェクトという粒状感を乗せる機能があります。フィルムにハマってしまった身としては、フィルムの味である粒状感がデジタルで再現されることはとても嬉しいものです。
ACROSにも粒状感がありますが、なんとこれはグレイン・エフェクトとは別の粒状感がでるようになっているようです。これはじっくり観察しなくては・・・!!
しかも、マップカメラさんのインタビュー記事で、上野氏は「ISO800以上で使うと一番いい感じの粒子が乗って」くると仰っています。
ACROSの”質感”を生み出しているのは、まるでフィルムで撮影したかのようなナチュラルな”粒状感”にもある。
具体的には、ACROSでは従来とは全く異なるアルゴリズムでノイズリダクションが行われる。実は、銀塩フィルムで”粒状性”とされていたものは、デジタルデータ上では”ノイズ”に近しい成分なのだ。カラー画像上では有害なノイズ成分だが、モノクロ画像では重要な”質感”を与える要素にもなりえる。つまり、ノイズを”粒状感”へと昇華させることが、ACROSたりえるかどうかを決めているのである。
[引用元][blogcard url=”http://fujifilm-x.com/jp/x-stories/the-newest-film-simulation-acros/”]
はい。実はこのアクロスの特徴としてはグレイン・エフェクトをかけなくても粒状が組み込まれているんです。好みではありますが、オススメとしてはアクロスではグレイン・エフェクトをかけない方がいいかもしれませんね。
(中略)
富士フイルムはフィルムメーカーなのでそこ(フィルムの粒状感)に限りなく近づけています。
こういう話をすると、なぜわざわざデジタルで言うノイズを乗せるのかと思うかもしれませんが、これが入ることによって、写真のリアリティであったり質感が出るということをフィルム時代から分かっているんです。
本来アクロスというフィルムはISO100で超微粒子現像が特徴のフィルムなのですが、デジタル・アクロスはISO800以上で使うと一番いい感じの粒子が乗ってきます。
それをモニターではなくちゃんとプリントした時にフィルムと同じとまではいいませんが、それに近いモノクロの質感を出せる。それが他メーカーさんとは違う強みです。
[引用元][blogcard url=”https://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=29404″]
作例(ISO6400)
仕事帰りという時間帯の関係で、ISO6400での撮影になりましたが、野良猫を撮ってきました。
普段はサッと逃げられてしまいますが、今回はACROSの写りが気になったのか、それとも数で勝てると思われたのか、しばらく撮影に付き合ってくれました。
傾き補正による多少のトリミングはありますが、それ以外はカメラ内RAW現像で処理しています。
感想
めっちゃいい・・・!!
夜のモノクロ撮影なので、大部分がシャドウ部となりますが、黒潰れするかしないかのギリギリなラインで描写されています。
ISO6400での撮影となるとノイズが乗ってしまいますが、嫌なノイズではありません。さすがです。
他のカメラメーカーにはないフィルムメーカーとしての経験の蓄積が、デジタルになった現代にも生かされてるんですね。
<2>おわりに
夜のスナップでもガンガンに使っていけそうなACROSモード。ほんとハマってます。
日中のACROSスナップはこの記事を読んでみて下さい。
n[blogcard url=”https://abc-photo.com/entry/xe3-acro-review1
“]n
今回の撮影はこちらで行いました。
仕事のバッグに忍ばせるのに助かる小型軽量機。
このときは23mmしか持ち合わせがありませんでした。猫を撮るならもうちょっと望遠が欲しいところ。
ABOUT ME
湘南で大きいカメラを振り回してる社畜|Kodak日本一周 神奈川県担当(2020)|川崎フロンターレサポ(2013~)