実践!「“カワイイ"をシェアする写真術」の付録Eye-FiをiPhoneで使う方法!
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海と猫と週末写真家
※2020/02/09追記 確認したところ、新しく『SNS時代の写真ルールとマナー』が出版されていました。内容は確認できておりませんが、より時代に沿った写真のマナーについて記述されているものと思います。
「写真家の立場からすれば、撮ることからしか物事は始まらないと思っています。ですから、撮りたいと思ったら撮る。撮ったあとに、にこっとした表情を向けて、相手がいやそうな顔をしたらそれ以上撮らないけれど、そうでなかったら『ああ、これは許してもらえたな』と思って撮る。」(頁186、毛利氏の発言より引用)「え、ちょっとそれってどうなのよ。」と思ったのは前にこういったケースが紹介されていたからです。 「ケース35 至近距離から無許可で撮影したスナップ写真を公表したい」(頁112~113)のタイトルでお分かりいただけると思いますが、「無許可で撮影したスナップ写真」についてのケースです。 このケースでは質問者が追い抜きざまに一枚撮って、「(相手が)何も言わないので、こちらも何も言わず、その場を離れた」ということで、このケースでの山口氏の回答の一部を引用します。
「次に相手が『何も言わなかった』ということですが、実際には驚いて声が出なかっただけだと想像できますから、少なくとも、心情を逆なでするようなキャプションやタイトルをつけて公表することは控えるべきです。」(頁113より引用)前者と後者では、撮り続けたか撮り続けないかという違いもあるのでしょうが、無許可で撮影したという点は同じです。そして相手が何も言わないという点でも共通しています。 しかし、前者では「暗黙の了解」をとったとみなしています。 例えば、2つのケースで考えてみると状況はまるっきり違ってきます。 1.観光地ではない普通の街中で、後ろからカシャっと音がして振り向いたとしましょう。そこにカメラを構えた人が立っていたとします。 2.お祭りのお神輿を見ているときに、後ろからカシャっと音がして振り向いたとしましょう。そこにカメラを構えた人が立っていたとします。 1の場合はまず「何を撮ったのかな?」と思うでしょうし、2の場合は「お神輿を撮ったのかな?」と思うでしょう。 あまり写真に興味のない人ならそんなことを考えると思います。 後ろからの写真に関しては肖像権が関係しないとされていますが、そうは言っても撮られた側としては気持ちが良いものではないでしょう。 時と場所によると集約してしまえばそれまでですが、なんだかすっきりしません。 中でも一番納得がいかないのは「ケース33 注意される以前に撮っていた写真を公表したい」(頁106~107)のケースです。 この質問をまとめると、 保育士さんに連れられた保育園児を撮影した。 すると保育士さんから「撮らないでください」と言われた。 そこで撮影はやめたが、注意される前の写真はとてもよく撮れていた。 発表してはダメか。 おそらく多くの方が「ダメだろ!」ツッコミたいでしょうが、松本氏はこのように回答されているのです。
「その保育士さんから『いままで撮った写真も公表されては困ります』などの注意を受けた場合は別ですが、この場合、そのような注意はされておらず、また、実際『撮らないで』という申し出を承諾し、撮影をすぐにやめたわけですから、撮影行為自体のモラルは果たされており、すでに撮影された写真については言及されていないと考えられます。」(頁107より引用)信じられません。普通ならそれまで撮った写真を含めて咎められていると考えるでしょう。 というかそもそも、撮られた写真をすぐに「公表される!困る!」と考える人がいるでしょうか。 TwitterなどのSNSやブログでは気軽に撮った写真が公開されていますが、人に撮らないでくれと言われたものをアップロードするような人は常識外れと言わざるを得ません。それを問題無いとしてしまうのはどうにも納得いきません。 公表する前提で写真を撮る写真家と、基本的には趣味で写真を撮る一般人とでの認識の差は結構溝が深そうです。
※2020/02/09追記 冒頭に記載しましたが、新しく『SNS時代の写真ルールとマナー』が出版されています。 こちらの内容は時代に沿った内容に変わっているかもしれません。私は未確認です。
ときどきカップルが絵になるときがあります。どうしても撮りたいと思ったときには、必ず声をかけるようにしています。(その場合には、ジャンルとしてはスナップではなく、ポートレートでしょうか。)
例えば、海でカップルを撮影する場合には、タイミングを伺いつつ声をかけ、「後ろ姿を私のカメラでも撮らせていただけませんか?」とお願いをしています。
撮ったら数枚毎に画面を見せて、変なものを撮っていないことを示します。だいたい「そのデータが欲しい!」と言われたりするので、iPhoneのAirDropでデータをお送りしています。
幸いにしてトラブルになったことはありません。が、これはあくまでも一例で、万人に対して上手くいくとは思っていません。