ワークショップ

富士フイルムのアカデミーXで、塙真一氏の「‪夜スナ!を楽しもう」講座を受けてきました

ぬこさん(@omoidegraphy)にオススメされて、FUJIFILM Imaging Plazaの夜スナップ講座を受講することにしました。略して夜スナ。

以前夜スナ講座に参加したぬこさんの記事はこちらです。雨の日だったんですね。羨ましいです。

ちなみに、私が前回参加したアカデミーXの講座は、藤里一郎氏のポートレート講座でした。

富士フイルムのアカデミーXで、藤里一郎氏の「‪ 自然光でポートレイト講座」を受けてきました富士フイルムの写真講座が大改定され、新しく「アカデミーX」ができたのはつい最近のことです。 早速「自然光でポートレイト講座」に乗り...

講座概要

今回私が参加したのは、「夜スナ!を楽しもう【イルミネーション撮影編】」という講座。講師は写真家 塙真一氏(@s_hanawa)です。

スナップの撮影編と別日に、講評会が設定されている全2回の講座です。1日完結ではありませんので他の講座よりも参加費はお高めですが、他の参加者と写真家からコメントをいただけるという講座です。

そして、講座の名前の通り、今回参加したのはイルミネーション撮影がテーマ。クリスマスシーズンの季節ものですね。

イルミネーションの撮り方が全然わからないので、勉強のために参加してみました。まああまり関係のない写真を量産していたりするんですが、それは別の話です。

アカデミーXは講座のページがすぐに消えてしまうので、最新の講座情報はご自身でご確認くださいね。

講座内容

有料の講座ですので、詳細な内容については控えます。気になる方は参加しましょう。

座学

塙氏がロケハンで撮影した作例を見ながら、カメラの設定について学びました。主に夜スナに適切なシャッタースピードについてでした。

あとはFUJIFILM機での多重露光の撮り方についても説明がありました。JPGでしか撮影ができない(RAWの記録ができない)のが難点ではあります。Photoshopでいいんじゃ・・・。

また、肖像権とスナップの関係についてもお話がありました。

肖像権は憲法や法律で定められた権利ではありませんが、世間一般的には認められている権利です。誰しもが肖像権を持つ一方で、誰しもが出版・言論の自由がある。だから撮るのは何も問題がないよというお話。

特に印象に残ったのは、「3人以上写っていれば、群衆を撮っているという解釈になりやすい」という1つの目安です。それ未満であれば、個人を撮っているという判定になりやすいとのこと。例えば横断歩道を渡る人たちを撮ることについては、全く問題がないそう。確かに渋谷のスクランブル交差点とか皆さん撮っていますよね。

ただ、当然ながらカメラを避けるような雰囲気を感じ取ったら、その人は撮らないというのが最低限のマナー。

万が一「何撮ってるんだ!!」と言われたら、撮影データを見せつつ撮影の趣旨の説明と「撮影する側には出版・言論の自由があるのですが、今回は撮影データをこの場で消します」ということ伝えれば良いとのこと。写真家として「スナップ写真」というジャンルを無くすわけにはいかないという趣旨のお話もありました。

ちなみに、塙氏がスナップ講座をするたびに複数人で撮影をしていても、特にトラブルになったことはないそうです。

私の個人的な補足ですが、以下の本は比較的最近出版されたムック本です。タイトルの通りですが、写真に関する最低限の法律とマナーを知る上で、ちょうどよい本だと思います。ご参考までに。

撮影会

FUJIFILM Imaging Plaza(通称FIP)をでて、丸の内のイルミネーションを撮り歩きました。

最初はFIP→東京駅→有楽町→銀座と歩き回ると言っていたのに、結局東京駅に着いたら終了時間になっていました。こればかりは撮る人たちあるあるで、予定通りに事が進むなんてことはないんですよね。

さすが冬のイルミネーションが煌めく丸の内。イルミネーションはきれいだし、多くの人で賑わっているし、ショーウィンドウも絵になるし、被写体には事欠かないですね。明るいので意外と撮りやすいです。

とはいいつつ、実際に絵になるものはなんだろう・・・寒いし、指動かないし、足の指先つらいし、意図しない手ブレするしで、もうどうしていいのやら。。。

結局120枚ぐらいでこの日は終わりました。

多重露光の練習
自転車を流し撮り
ベビーカーを流し撮り
ショーウィンドウ
リフレクション狙い
ヲタ芸
イルミネーションも綺麗に撮れる。そう、iPhoneならね。
多重露光の練習
リムジンと多重露光

講評会

日を改めて講評会に参加しました。

発表者はA4にプリントして持ち寄った4~8枚の作品を壁に貼ります。そして写真に対して、1枚ずつ自分が気に入ったポイントや設定等について思い思いに語ります。

他の参加者は作品を見て、どの写真が良いと思ったか棄権なしで投票をします。

自分が気に入った写真と、他の参加者と塙氏が気に入った写真(票の数)が同じだったり、食い違ったりという面白さがありました。

参加者は10人でしたので、10回のローテーションです。

「撮影した写真は事前にA4にプリントする」ということになっていたので、久しぶりに写真用SC- PX5VIIが火を・・・吹きませんでした。仕事で朝は6時前に家を出て、深夜1時頃に帰宅する日が続きいていて、RAW現像もろくにできないまま。

結果的には事なきを得ましたが、かなり大変でした。

講評日の朝に電車でiPhoneのLightroomCCで必死に写真の選定と簡単な現像をして、お昼休みに自宅PCをリモート操作してLightroom ClassicからDropboxへ書き出して、FIPで持参したMacBookProにデータをダウンロードして、それをSDカードに書き込んで、やっと係員にお渡しできるという酷い有様。

本当はプリント用紙にもこだわって仕上げたかったのですが、それはもうしょうがないです。

私が選んだ作品

せっかくの講評会なので、最大枚数で参戦しようと思い、8枚を選びました。翌日に同じ場所でリベンジ撮影もしていますが、それはまた別のお話。

①~⑧まで番号を振りました。読者の皆さんは何番がお好みでしょうか。

せっかく多重露光を教えていただいたので、使ってみることにしました。先にイルミネーションをボカして撮り、その後に東京駅を撮りました。イルミネーションの無い黒い部分に駅舎を配置しました。

FUJIFILM X-T3
ZEISS Touit 1.8/32

①に投票する

ちょうどFIPでやっている写真展に影響されて、ボケの中に草を入れてみようと試行錯誤してみました。残念ながら花が咲いていなかったので、こんな感じになりました。

FUJIFILM X-T3
FUJIFILM XF56mmF1.2 R APD

②に投票する

結婚式帰りと思われるでお揃いの紙袋を持った集団が歩いてきました。イルミネーションを背景に幸せな雰囲気を出せたかなと思っています。男性の紙袋の持ち方が個人的にちょっとツボです。

FUJIFILM X-T3
FUJIFILM XF56mmF1.2 R APD

③に投票する

走り回っていた子供を撮りました。わーーーと走ってきて、わーーーーっと帰っていって、またわーーーーーっと走ってきたところを撮りました。赤い帽子が効いていて、横顔なのも好きです。

FUJIFILM X-T3
FUJIFILM XF56mmF1.2 R APD

④に投票する

ビルのリフレクションを見つけたので、ビルに張り付きながら誰か通らないかなぁと待っていました。ちょうど親子が歩いてきて、お父さんと手を繋ぐ妹ちゃんと、振り返るお兄ちゃん。瞬間がなんかいいなーと思っています。

FUJIFILM X-T3
FUJIFILM XF56mmF1.2 R APD

⑤に投票する

変なオブジェがあったので、その隙間から通り過ぎる人を置きピンで狙っていました。ちょうど女性が通りがかって、ポーズもいい感じでした。

FUJIFILM X-T3
FUJIFILM XF56mmF1.2 R APD

⑥に投票する

他のみなさんも撮っていた金属のオブジェです。イルミネーションの玉ボケに加えて赤と青が入る角度があったので、単調にならずに撮れました。

FUJIFILM X-T3
ZEISS Touit 1.8/32

⑦に投票する

地下に潜っていく階段のガラスでイルミネーションの反射を狙っていました。ちょうどウェディングの撮影をしていて、絵になる瞬間になりました。右の柱がちょっと重い感じですが、他の通行人をうまく排除できました。

FUJIFILM X-T3
FUJIFILM XF56mmF1.2 R APD

⑧に投票する

私は⑧から順に降順でお気に入りでした。皆さんは何番がお好みでしたか?

私を除く9名の投票結果はこうなりました。

1票

1票

3票

4票

塙氏
塙氏
abcさんは人の後ろ姿にストーリー性を見出すのが上手いですね。

①②はチャレンジ精神がすごくいいです。とりあえず撮ってみようという心意気や良し。

⑤番の親子は狙いはいいけど、他のに比べたらあえて選ぶことはないでしょう。

⑥番ののぞき見しているようなとり方はソール・ライターを彷彿とさせます。

⑧番は意外にも票が全く入りませんでしたね。もっと入ってもいいものですけど。

塙氏
塙氏
④番、これFUJIFILMのフィルムシミュレーション使っていますか?
abc
abc
LightroomのCLASSIC CHROMEがベースです。あとは周辺光量を落として、自分で調整してるプリセットを当てています。
塙氏
塙氏
昔のKodachromeに似ている色合いですごくいいですよ。
塙氏
塙氏
私が選ぶとしたら④⑥⑧。今回は色の雰囲気も込みで④番です!

ということで、講師の塙氏が選ばれたのはこちらでした。

自分では正直微妙かなーと思っていたので、意外な結果となりました。

まとめ

写真は撮るだけでなく、選ぶことも大事です。

プリントした写真をお互いに見せ合って、写真家からもコメントをいただける機会はなかなかないものです。今回のアカデミーXは大変ありがたく勉強になった講座でした。

撮影の日にはLeica歴1日目だったこともあり、塙氏から「ライカくん」と呼ばれていました。塙塾なる集まりも教えていただきました。ぬこさん(@omoidegraphy)からも噂は聞いていましたが、プリントした写真を持ち寄って、今回のように意見を出し合う集会のようです。ぬこさんのお供として、今度体験で参加してみようと思います。

お話の中で出てきたソール・ライターですが、つい最近『ソール・ライターのすべて』という本を買いまして、どことなく参考にしようと思っていたところでした。人の写真を真似してみるって大事なことですね。

法律とマナーについて。ご参考までに。

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