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[フォトabバc]FUJIFILM XF16-55mmF2.8 R LM WR 【実写レビュー】

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FUJIFILM XF16-55mmF2.8 R LM WR / SHOOTING REPORT

第1回フォトabバcへようこそ。フォトえーびーばしー?読み方などさして問題にはなりません。

作例に全力を注ぎ、見る者の物欲を刺激するブログでありたい。そんな思いでパク・・・ゴホン、失礼、参考に記事を執筆しています。

今回、初の試みのターゲットとなったのは、大三元の一角に名を連ねるXF16-55mmF2.8 R LM WRです。広角・標準・望遠の3領域をF2.8でぶち抜き、他のズームレンズに追従を許さない圧倒的明るさと、単焦点顔負けの描写で描き出す。それが「大三元」と呼ばれるレンズです。

FUJIFILMにはフルサイズ機が存在しないため、XF16-55mmF2.8 R LM WRは必然的にAPS-C専用に設計されたレンズということになります。それなのに、なぜか重量系の大口径レンズ。防塵防滴仕様は有するものの、手ブレ補正機能なし。X-T3は手ブレ補正機能は有していないため、マッスル手ぶれ補正のみしか使えません。

脳内から「自分の選択に間違いはなかったか。他に購入するべきアイテムがあったんじゃないか。」とそんな心の迷いが聞こえてきます。しかし、そんな悩みは氷解します。なぜかってそりゃあ・・・ね。

( Photography & Text : abc(dabcphoto) )
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雨はやはり天の恵み

EOS 5D markIVの売却、そしてX-T3の購入決済から約18時間。X-T3発売日の翌日、京都のとある神社に到着しました。雨で濡れた千本鳥居は格好の被写体となりました。おわかりですね、京都伏見稲荷神社です。

天候は残念ながら雨。残念ながら?いや、むしろ好都合です。防塵防滴テスト開始です。壊れるのはカメラか、レンズか、それとも撮影者か・・・。

噂のカラークロームエフェクトを使用。今まではGFX 50Sにしか搭載されておらず、知る人ぞ知る機能でした。公式サイトには「彩度が高く階調が出にくい部分に深みのある階調表現を加えます。」と記載があります。難しいことはよくわかりません。

百聞は一見に如かず。赤色だけでなく、緑色も美しい色合いを出してくれます。

夕景を大胆に写し取る。ときに広角で、ときに望遠で。

夕暮れ時の雲の表情を繊細に描き出してくれます。

雲の隙間から天使のハシゴが出現。明暗のどちらかに寄ってしまいがちですが、見事に写し取れました。

X-T3で大幅に上昇したAFが波打ち際を駆け回る兄弟を追従します。スムーズで高速なAF。もう、シャッターチャンスは逃しません。湘南の夕景では広角を多用しますが、標準ズームも捨てがたいものです。取捨選択をして、必要最低限の荷物に絞っても、たまにやってくるシャッターチャンスは標準ズームの大三元で掴み取ります。転ばぬ先の杖。あ、ごめんなさい。これは私がボーッとしていたのでピンぼけしました。

台風25号が関東地方を通過したこの日、海は大荒れで砂と海水が絶え間なく襲いかかってきました。「レンズ交換=死」と脳に直接語りかけてくる自然に、相対するレンズもちろんXF16-55mmF2.8 R LM WR。撮影後に鏡筒を動かした際、海水による多少のベタつきと、砂利による異物感があったものの、きちんと清掃を終えると綺麗さっぱり。WRを冠した防塵防滴レンズの名に恥じない結果となりました。

こちらは広角端16mm(35mm換算約24mm)での描写。普段広角ズームを多用する私にとって、14mmが心地よいのですが、次いで16mmも安定感を出してくれます。多少の歪みはご愛嬌です。

スナップに便利な標準領域。

ガラス越しの撮影でしたが、髭も瞳も見事な描写です。そんなことより、ねこかわいいよねこ。烏帽子かぶってるんですよ。

すごく寄れるレンズというわけではありませんが、必要な領域までは近寄ることができます。充分です。

単焦点ほどのボケはなくとも、ポートレートにだって使える。

「FUJIFILM、トッテダシガ、キレイ」というFUJIFILMユーザーに伝わる呪文があります。他メーカーのカメラを一網打尽にする短文呪文。ポートレートでは肌の色を文句なく、美しく描写してくれます。ご覧あれ。

あーーん。・・・違った。しまった。感想を間違えました。作例がかわいすぎる。

ポートレートというと単焦点を使いがちですが、いろんなバリエーションを撮るために、選ぶべきなのは「大三元」です。レンズ交換なんてしていたら、刻一刻と変わる表情を逃してしまいます。当然ながら、単焦点の開放ほどのボケは生まれませんが、F2.8の自然なボケ味で周囲の雰囲気を写し込みます。X-T3で高速になったAFがあれば、ピントはカメラにお任せして被写体に集中することができます。

XFレンズの大三元レンズ。買って悔いなし

フルサイズから移行した私にとって、さして物理的な違和感を感じないXF16-55mmF2.8 R LM WR。フルサイズ用レンズ並の重量があるからこそ、美しい描写が生まれるのです。カメラとのバランスが悪い?筋肉でカバーしよう。


APS−C専用の大口径標準ズーム!重い?軟弱者!!ならば、腕を鍛えよ!


Xシリーズ最高のAFでシャッターチャンスはもう逃しません!X-T3もご一緒にどうぞ!


X-T3を買うなら縦グリップもご一緒にどうぞ。より安定したホールドを実現します。


ボディ内手ぶれ補正搭載のX-H1がXF16-55mmF2.8 R LM WRのポテンシャルを最大限に発揮します。

本家はこちら

似ても似つかぬ、フォトヨドバシさま。

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ABOUT ME
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アマチュアフォトグラファー
湘南で大きいカメラを振り回してる社畜|Kodak日本一周 神奈川県担当(2020)|川崎フロンターレサポ(2013~)
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