【Kodak E100】PENTAX 67で撮るリバーサルフィルムの世界(作例32枚)

リバーサルフィルム沼の住人abc(@dabcphoto)です。

今回はKodak E100というリバーサルフィルム(ポジフィルム)についてご紹介いたします。

とにかく最高のフィルムで、このフィルムを買うために働いていると言っても過言ではありません。(さすがに過言かも)

はじめに

KodakのE100というフィルムは一度生産が終了したのですが、なんと再生産されることになったフィルムなのです。

生産終了前にはフィルムカメラに手を出していなかったため、E100というフィルムは知らなかったのですが、「再生産されるということはとても良いフィルムに違いない」と思い、即購入し惚れ込んでしまいました。

日本語の公式ページはこちら(なぜか120の表記がない)

コダック アラリス ジャパン株式会社 | KODAK PROFESSIONAL EKTACHROME E100カラーリバーサルフィルム
https://www.kodakalaris.co.jp/professional/film/colorreversal/

公式ページから特徴の記述を引用いたします。

《E100 の特長》

クリーンで生き生きとした色・ニュートラルなトーンスケール、非常に細かい粒状性が特長です。

鮮やかな色とその非常に細かい粒状性だけではなく、非常に高い解像度とシャープネスも得ることができるフィルムです。

その特色的な仕上がりは、日中の風景・自然の撮影・商品撮影・ファッション撮影など、様々な用途に適しています。

現像後はポジフィルムとなるため、すぐに閲覧することができます。

私が一言で感想を述べるとするなら、『とにかく美しい』。これに尽きます。

朝焼け夕焼けの色表現ときたら、もう、本当にたまらないのです。

生のポジを読者の皆さまに見せびらかして回りたいほど、本当に美しいのです。

とにかく使ってみてほしいフィルムです。

粒状感は少なめで、ポートレートにも向いていると思います。

作例

兎にも角にも、作例を見てください。デジタルにしているので、生で見たときの感動は半分以下になっています。

某大手家電量販店経由でKodakのラボに依頼し、Kodakのサービスでデジタル化したものがほとんどですので、これがE100の色合いだと思ってくださって良いと思います。(が、生ポジはもっと綺麗です。

マイベストショット。現像が上がってきて、ポジでグラデーションの美しさを見たときの感動ったらないです。
夜明けの海に入っていくサーファー。湘南の朝は早い。
七里ヶ浜の夕暮れ。江の島の灯台の光がワンポイント。
鵠沼海岸。日の出とともに海を出るサーファー。生で見ると太陽光の雰囲気と、サーファーと足下の水の立体感に驚愕します。
日没後の江の島。湘南の宝石というイルミネーションもしっかりと写っています。
富士山と江の島。日没後の空の色ってこうですよね。好きな色です。
富士山と海岸線。シャッタースピードは勘で。2秒~3秒ぐらいにだと思います。しっかり写るのです。
何度も出てくる鵠沼海岸。少し明るくなってきた時間帯
日の出前から散歩していた女性。
波打ち際。光と波の質感が本当に良い。
ピンク色に染まる空。見たままの色です。
淡い微妙なグラデーションが表現されていて、展望灯台はくっきり。
ピンク色に染まる富士山。朝の美しさが詰まった一枚。
沖のサーファーと雲。美しい。
毛嵐という海面付近に出る霧。写っているんです。
唯一のポートレート。自然な肌の色。 モデル:シゲさん(@piece_hairworks
露出失敗した一枚。TIFFで頑張って持ち上げています
こちらもTIFFで露出を上げています。なんとかなる。
シャドウもハイライトもちょうどいい感じに。
ここから数枚、好きな色。見たままの色。
優しい時間帯。大好き。
エモい写真を撮るJKを撮る。
太陽付近の雲から青空まで本当に見たまま。美しい。
このみずみずしさ、画面越しでは伝わらないかもしれません
露出失敗かなという一枚。でもこれはこれで。砂浜の反射光が綺麗じゃない?
これも露出失敗。だけど見たままの雰囲気になっていると思う。
少年がリーシュコードを投げた瞬間。細いのにしっかり写っている。
ルーペで覗けば月の模様が見える。最高。
江の島のキャンドル。ISO100のポジフィルムでも撮れるってことを見せつけます。
江の島を模したキャンドルタワー。地面に反射する微妙な明るさの違いもしっかり写ります。
なだらかにボケていく美しさ。温かい雰囲気が最高
最後はボケで〆。中判の玉ボケ(200mmF4)をご覧あれ。

コスト

中判フィルムのランニングコストが気になるという声を時々聞きますので、軽く書いてみることにします。

フィルム代ですが、まとめ買いすれば1本約1,000円です。

PENTAX 6×7(バケペン)の場合、120フィルム1本で10枚撮影ができます。

現像・データ化は、約1,700円かかっています。

フィルム代+現像・データ化=2,700円といった金額になります。

ということは、写真1枚あたり270円!

リバーサルフィルムの場合は手元に残るポジがとにかく美しいので、このコストは許せてしまいます。

某家電量販店でKodakのラボに依頼していましたが、時間とコストが気になりました。

色々調べた結果、後半のフィルムは奈良写真現像屋さん(@naraphotoclub)に郵送現像を依頼しました。

家電量販店だと現像とデータ化で2,500円ぐらいかかり、しかも半月以上かかってしまうことがありますが、奈良写真現像屋さんは安くてめちゃくちゃ早いです。

郵送したフィルムがお店で受領されてから、2,3営業日で返送してくださるのでとても助かります。

楽天市場とYahoo!ショッピングにお店を出していますので、是非ご確認ください。

クーポンやポイントを使うと、半額ぐらいに抑えられたりするのでうまく活用すると良いでしょう。

まとめ

E100いいフィルムでしょう?

とにかくオススメですので、一度使ってみてください。生でポジを見たときは感動します。

 

余談

前回バケペンの記事を書いたところ、とても好評で多くの方に見ていただきました。

海と猫と週末写真家

バケペン沼在住のabc(@dabcphoto)です。 早いものでバケペンことPENTAX 6×7を購入して1年ほど経過し…

この令和の時代にもフィルムの興味が持つ方が多いことを実感しました。

デジタルカメラは日進月歩で次々に新しい製品が発売されます。一方で、フィルムに関する製品は次々に販売終了していきます。時代の流れとはいえ、なんだか寂しい気持ちになります。

少し大げさな話になりますが、写真を趣味にしている者として、フィルムという文化を少しでも長く存続させたいという思いがあります。

フィルムはフィルムの感動を生んでくれます。いずれ無くなるにしても、できるだけ長く残さなくてはいけません。

もちろん個人でできることには限界があります。とにかく消費することしかできません。

「フィルムは高いから」と言っていると、いつまで経っても買えません。値段はどんどん上がっていく一方だからです。そして、フィルムカメラは壊れていきます。いずれ部品が枯渇し、修理もできなくなるでしょう。

その前に、今、是非フィルムを手にとってもらいたい。

お財布事情は人それぞれで、使おうにも使えない事情はあると思います。

それでも、せっかく再生産してくれたのだから、いち消費者としてメーカの気持ちに応えていきたいのです。

昨秋 135 サイズを発表した結果、お客様に好評価を受けたと同時に、120 サイズおよび 4×5 サイズでの製品導
入を求める声が多く上がってきておりました。

KODAK PROFESSIONAL EKTACHROME film E100
120 サイズおよび 4×5 サイズ 販売再開のお知らせ
https://www.kodakalaris.co.jp/images/pressrelease_ppf20191210.pdf

メーカに声は届きます。

E100使ってみませんか?(E100に限った話ではないですけどね)

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